訪日ビザが取得しやすくなった

私の分析では15年の時点で、訪日中国人観光客は主に次の3つに分類できると思います。

①日本大好きな日本オタクでリピーターになっている人②日本のことをよく知らない初来日の人③従来は欧米に出かけていた富裕層で、訪日経験が浅い人、です。①と③は個人旅行客、②は団体旅行客が中心でしたが、団体と個人の比率が逆転し、①と③が増える傾向にあるようです。つまり、日本大好きなオタク、そして、以前はとくに日本に関心がなかった富裕層です。③は日本観光のビザが緩和されたことなどから、日本への興味が湧くようになり、日本旅行をするようになったのです。インバウンド・観光関係者が狙うのも、この①と③だと思われます。②ももちろん、これから成熟していき、①に変化していく可能性が高いと言えます。③の中にもリピーターが増えています。ここで少しだけ訪日中国人のビザ(査証)について説明しておきましょう。

日本人は海外に出かける際、ほとんどの国でビザが必要ありません。それは、それだけ日本のパスポートは世界的に信頼性が高いためです。そのために、ビザの存在について無頓着な人が多いと思われます。ビザは海外に出かける際に必要な証書、身元審査のようなものです。中国人だけではありませんが、海外旅行に行くのに「ビザを取得すること」は必須の手続きと言えます。中国人の観光ビザは主に団体観光と個人観光の2つに分けられます。団体観光は添乗員が付くツアーで、決められたコースを団体で移動するものです。個人観光は少し細分化されています。①一次ビザ②沖縄県数次ビザ・東北六県数次ビザ③十分な経済力を有する者用の数次ビザ、の3つです。以前は①と②しかありませんでした。